撮影:脇田氏
カミキリムシは日本において約800種棲息しています。
これは世界のどの国より多い種数です。
理由は日本にはカミキリムシの愛好家又は研究家(カミキリ屋)や
カミキリで博士号取得の学者などが多くて研究解明が進んだことと。
多種多様な気候、四季、樹木などに恵まれた日本ならではのことだと思います。
(カミキリムシの役割、援護論)
カミキリムシの多くはオオクワガタ同様、なかなか人の目に触れることの
できない甲虫です。
カミキリムシは大半が草木樹木の枝、樹皮、幹、茎などに卵を産ませ
幼虫は、それら植物の内部を食べて成長します。
一部の種は害虫で樹木(生木)を死に至らしめるものもいます。
館長に言わせると、樹木(生木)を死に至らしめる仲間はごくわずかであり、
大半の仲間は既に枯れた木の第一次掃除屋です。
彼らがいないと森林、雑木林の新旧交代は停止してしまいます。
そして生木食いの仲間(ゴマダラ、シロスジなど)にも言い分があります。
彼らは弱った木、年老いた木がわかる能力があり、それらを早く処分しないと
世代交代ができない。そのような自然のサイクルを円滑に進めるのに
非常に大切な役割を持っている虫なのです。
木を最終的に腐葉土にするための最初の特攻隊、先頭打者なのです。
彼らがいないと
次に木に来るクワガタ類は卵を産む枯れ木もなく、樹液も出ないのです。
樹液はカミキリムシの食い跡から出るものが多いようです。
カミキリを採るからカミキリが絶滅するのではない。
ゴルフ場、公園、宅地開発、道路建設などの自然破壊で
カミキリの棲息する雑木林、森の環境が激減して絶滅
しているのである。
もう何種のカミキリが絶滅しただろう?
一度無くなった自然環境は二度と戻らない。
カミキリムシの最後は死に絶えて蟻に食べられるか 生きている時に鳥に食べられたりする。
中には写真の菌に侵されて死に絶えるものもよく見かける。(追記090212)
